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ブログ-信さんのつぶやき-BLOG

2022年~



2022年12月


 昨夜は、皆既月食という事で久しぶりに、ゆっくりした気分で秋空を見上げる事が出来ました。
 というのは、当事務所のクライアントである不動産会社の社長が先月29日の深夜に亡くなり、ようやく葬儀を終えたのは、今月4日の事でした。
 私はその社長の義兄にあたり、会社設立以来、頼まれて取締役もしており、社長は私より10才も若く、長女も20歳の大学生となかなか難しい状況でした。
 しかし会社を継続したいとの一念だったので、その長女と私の共同代表という事で急場をしのぐ事となりました。
 幸いに会社は多額の借入金はあるものの、優良な会社で、部長を始め、良い社員もそろっているので、何とか、再スタートしようと思っています。
 社長は末期癌で最後はホスピス病棟でした。

 たまたま最近読んだ本の中で、日本におけるホスピス普及の尽力者で自らも2,500名以上の患者を看取った医師の言葉ですが、「人は生きたように死んでいく」という言葉がありました。
 それは、愛と感謝に満ちた人生を送った人は、最期に感謝の言葉で締めくくり、不幸と不満だらけの人生を送った人は最期まで「文句たれ」で終わるという意味のようです。
 彼は感謝の言葉で終えましたが、私も感謝の気持ちを忘れることなくより良く生きたいと思いました。



2022年11月


昨夜は以外に冷え、暖房が必要となった。
 山のモミジも急に色づくだろう。

 昨日(10月5日)に政府税制調査会が専門家会合を開き、相続税と贈与税の改革に向けた議論を始めた。
 現在、相続税と贈与税は別体系となっているが、二つの税を一体系にすべきと主張する側と、現行の枠組を維持して(暦年贈与は残し)子や孫への資産移転を進みやすくすると主張する側とがあり、理論上の問題と、今迄の慣行の問題とが錯綜し、長年議論されているがまとまらないのが現状だ。
 そのような現状の中、年末となると昨年のようにもう暦年贈与(年110万円の贈与は非課税)はなくなるので今年中に贈与をやるべきと、週刊誌や経済誌が煽りたて、年が明けると誰もそんな事は言った事がないというような静けさだけが無気味な実態であった事は、昨年のこのブログの通りです。
 この問題はなかなか奥深い問題なので、ひとまず静観すべきです。
 再び煽っても、乗らないで下さい。
 大損する場合もあります。注意してください。
 相談して下さい。

 向寒の折、体調にご注意ください。



2022年10月


 昨夜は中秋の名月。秋の月は美しいと言われますが、見事な満月でした。

 今日、2022年9月11日は、今期のプロ野球のまさにクライマックスの時期に入りました。
 今季の楽天イーグルスは開幕当初は好調で、西川の絶好調に加え、先発投手陣も好調で11連勝したりで、18の貯金もでき、私は今期の優勝は疑わない予想をこのコラムでしました。
 しかし、好調は続かず今や絶不調の状況です。
 パリーグは現在、オリックス、ソフトバンク、西武がほとんどゲーム差なしの三つどもえに、3.5ゲーム差で楽天が続きます。
 残りゲームは15試合なので10勝5敗ぐらいの成績でいけば優勝の可能性はあります。
 先発投手陣は涌井の復活が好材料と言え、則本は全く頼りにならず、マー君が次に頼りにならず、試合を作れるのが辛島、岸ぐらいとなるとどうポジティブな考えにしても無理かな、というところですが何が起きるかわからない世の中です。
 今日は岸が8回までねばりロッテに逆転勝ちしました。

 逆転イーグルスの奇跡を呼び起こしてがんばれ楽天イーグルス!



2022年9月


 参議院選は岸田政権の圧勝で終わり、今後は新しい政策の実行となるだろう。
 「新しい資本主義」の旗印のもと始まった「貯蓄から投資」というキャッチフレーズはマスコミで耳が痛くなるほど聞かされたが、なるほどと思い実行に移す国民は少ないだろう。
 国税庁の「民間給与実態調査」によれば年間給与が500万以下の人の割合は2000年の65.7%から2020年には69.7%へと4ポイントも上昇している。
 このように大多数の国民が給与水準がよくなっていない現状でどうして投資に回す金があるだろう。
 投資はギャンブル的要素も多分にあり、投資に失敗すると破産家庭も増えるだろう。
 国や組織が衰退するのは、外部要因ではなく、内部の問題を放置した結果によるのが常である。

 パリーグは5球団の混戦模様で後半に入りますが、楽天がそこから抜け出し優勝するカギは、ヒーローの出現でなく、やはり組織力でしょう。



2022年8月


 今年は異常気象の影響なのか、6月に梅雨明けしてしまった。
 そして7月に入るとうだるような暑さが続き体調が狂ってしまいます。
 この飛翔のコラムも、楽天の予想は狂うし、ネタ不足になってきてます。
 それで今月は私趣味のひとつの俳句について書くことにしました。

 小学生高学年の頃、担任の先生に俳句を作って出す時間があり、丁度、卒業式が行われ、校庭の真ん中に大きな柿の木がある学校だったので、「柿の木に霧ふきかかる卒業式」という句を出したところ、先生からすごくほめられて、俺は俳句の才能があるのかもしれないと、ほめられる事の少なかった少年時代の心にインプットされ、愛猫が死んだとき、母を介護しているときなど、5・7・5が自然に出てきました。
 あの大震災の時、日経新聞に初投句採られたが「寒月の赫々として廃墟あり」でした。俺はやはり俳句の才能ありだなと思い、その後3度投句しましたが、採られる事はなく、「まぐれ」だったのだと思い知りました。
 しかし最近、俳句とは人に見せるものではなく、世界で最も短い詩である、自分の心を詠めればよいのだと思うようになり、少しずつ作るようになりました。
 自分にとっては仕事もあり時間の余裕もあまりないので、ライフワークのように続けたいと思います。

 この暑さを工夫して乗り切りましょう!



2022年7月


 コロナ禍も大分、落ち着いてきたようで、「Go Toトラベル」の復活の動きもありそうだ。
 クライアントの大手外食会社もコロナ後初めて月次経常利益がプラスに転じた。

 先月の日経新聞に「日立、週休3日で給与維持」という経営者にはショックな記事が目についた。
 私が30代の会社員の頃、土曜日が隔週半ドンになるという話を聞いた時の嬉しさを思うと、本当に時代の流れを感じる。
 パナソニックやNECも検討するそうだが、「大企業だからできる」と言えるが、非常に深い問題があると思う。
 「結果さえ上がれば、働く日数や時間にこだわらない経営が日本でも広がる可能性がある」と結んであったが、中小企業に於いても、検討の必要があると思う。
 組織が小さいほど、やりやすいところがあると思う。
 仕事を限りなくシンプルにしてゆく。
 無駄な残業、出張、会議をなくす。
 専門的な知識、能力を要する業務は経験をつんだスペシャリストに任せる。
 しかし、顧客を満足させる仕組みを確立するため、時間をかけて緻密な業務分析をし、標準化してゆく。
 このような努力をする時、可能になると思うが、はたして、社員と経営者にとって、人生の、あるいは経営のメリットというものが如何なものになるのかが疑問です。


2022年6月


 春爛漫のゴールデンウィークも終わりました。
 明日、5月9日はロシアの「戦勝記念日」だそうで、ウクライナ情勢はどうなるのだろうか、ウクライナに対する戦況がうまくいかないとロシアの核使用はあるのだろうかと物騒な世の中です。

 平和そうな日本では、プロ野球の観戦も観客無制限となり、楽天は今日で10連勝の快挙です。
 私が先月号のブログで予想したように、今期の優勝はもう確実なものとなりつつあります。
 その要因はいろいろありますが、西川選手の入団が大きな要因のひとつです。
 西川選手は日ハムで10年以上もスター選手として活躍し、人気も抜群でしたが、将来のチーム作りの予想図に入らなかったと言えるでしょう。
 確かに今期の日ハムはビッグボスのもと、清宮、松本、野村、淺間等の20代前半のピチピチした選手が勢ぞろいしています。
 おそらく3~5年後には優勝できるチームになるでしょう。

 西川選手は、人生始まって以来の屈辱をバネにして、限りない思い入れもあって楽天に入団しました。
 その結果が本人及び楽天の好調に結びついていると思います。
 そのような訳で西川選手始め田中、岸、涌井等の投手陣始め打者についても盛りを過ぎているので、来期以降の活躍を期待できません。
  今年の優勝を選手と共に素直に喜びましょう!



2022年5月


 県民の森に散歩に行ったら、カタクリの花が一輪、ひっそりと咲いていた。

 ウクライナの惨状は目を覆うばかりだが、我日本は平和なもので、プロ野球は開幕し、コロナ禍にもかかわらず入場制限なしで、熱戦が行われている。

 今年もまた楽天イーグルスの予想をしますが、今期も楽天イーグルスは優勝するとの予想です。
 昨季は田中マー君の入団もあり当然優勝と予想したが、彼はたったの4勝で見事はずれました。
 しかし、今期は外国人の補強とかは期待できないものの現在の投手陣の充実は他球団に勝るものがあり、今季はやってくれると思います。
 最年長の岸はじめ田中、則本、涌井の古参に、若手の早川、瀧中、西口、高田と充実しており、締めの松井は好調です。
 打線はやはり、浅村、島内中心の変わりばえしない顔ぶれながら、新人捕手の安田の長打力に期待できます。
 昨年と陣容はあまり変わりませんが厚みはあります。
 今季は最も優勝のチャンスのあるシーズンです。
 しかし、厚みはあるが、チームのフレッシュ化には時間がかかるので来期は無理でしょう。
 がんばれ楽天イーグルス!今季こそ優勝を!




2022年4月


 毎年のことだが、庭のしだれ梅が一輪のみ開花した。
 コロナ禍やロシアのウクライナ侵略とか、物騒な世の中で、自然の営みだけは健やかで、明るく華やかで、春になったという明日への希望を与えてくれる。

 前月号のコラムで、亡くなった大会社の会長が、創業し上場しようという目的を遂げたのは立派だと書いたが、今から900年前に己の自由意志を貫き通し、72才で亡くなった人がいた。
 その人は、歌詠みの僧、西行で、妻を捨て「仏」と「歌」と「桜」を追い求め、大好きだった桜の花の下で息を引き取った。
 彼は23才の時に北面の武士という、今で言うと将来を約束されたエリート官僚の地位を捨て、妻子まで捨て歌詠みと僧の道を歩み始め、幾多の困難に耐え、晩節をまっとうした。
 私のような凡人が彼のような生き方を望む事などは問題外だが、かぎりない憧れを持つのは許されるだろう。
 彼は人生の終着点でも望み通り桜の花の下で息を引き取った。
 前月号のコラムで、亡くなった大会社の会長が、創業し上場しようという目的を遂げたのは立派だと書いたが、今から900年前に己の自由意志を貫き通し、72才で亡くなった人がいた。
 その人は、歌詠みの僧、西行で、妻を捨て「仏」と「歌」と「桜」を追い求め、大好きだった桜の花の下で息を引き取った。
 彼は23才の時に北面の武士という、今で言うと将来を約束されたエリート官僚の地位を捨て、妻子まで捨て歌詠みと僧の道を歩み始め、幾多の困難に耐え、晩節をまっとうした。
 私のような凡人が彼のような生き方を望む事などは問題外だが、かぎりない憧れを持つのは許されるだろう。
 彼は人生の終着点でも望み通り桜の花の下で息を引き取った。

 「願はくは花の下にて春死なむそのきさらぎの望月のころ」
   (2022年2月25日 日経、人生100年の羅針盤より)



2022年3月


 立春は過ぎたとは言え「春は名のみの風の寒さよ」です。

立春の日の夕方、当事務所の開設第1号のクライアントの会長が亡くなりました。
 当事務所は開設40年になりますので40年前の事になります。
 彼は親から引き継いだ飲食店1店舗を、彼の創意工夫と人並外れた努力により約15年前に上場し、コロナ前は約100億円程の売上をあげる、東北きっての飲食店に成長させました。
 そのような彼とは高校時代の同級生でもある事から、私の開業第1号の客となってくれました。
 仕事の事のみならず釣りや山登りなど一緒にしたり、楽しい思い出も多いですが、仕事となると人並外れた厳しさと追求心があり、会社の決算や税務の事なども熱い議論を戦わせ、口論となった事も度々でした。
 お互い今迄付き合えたのも、互に通じ合うものがあったからでしょう。
 人間には自由意志が与えられ、どのような生き方を選択しようと自由ですが、己の目的をやり遂げた事は立派です。
 畏友を偲び一句。

 立つやひとつの時代(とき)の終わりけり



2022年2月


 一旦、治まっていたコロナ禍は、このところ「オミクロン株」の感染拡大で沖縄、広島、山口の各県は「まん延防止」要請をした。
 年末・年始はちょっと開放感を味わったのも、つかの間の事だったようで、世界は年が明けてもコロナの脅威に直面しています。
 しかし世界のコロナ対策は以前とは変わってきて、経済優先という姿勢になっており、アメリカは1日当たり100万人以上の感染者が出ても、追加接種に頼るだけでロックダウンなどの気配はなく、イギリス等のヨーロッパの各国もそのような姿勢です。
 今後の成行きが心配なところです。

 昨年末に令和4年度税制改正大網が発表されました。
 先月のブログでの「駆け込み」しなければ間に合わないというものでなく「検討を進めていく」という急を要するものでないことが判明しました。
 税金を食い物にしたガセネタ注意です。
 改正大網で大きなことは「電子取引情報の電子保存制についての2年間の延長措置」が設けられた事です。
 中小企業がやれる筈のない事で当然です。
 2023年10月にはインボイス制度も控えています。
 今年は寒さも特にきびしいですが、元気でがんばってゆきましょう。



2022年1月


 街にはジングルベルが流れています。
 街の本屋に立ち寄りある雑誌を買いました。。
 それは「週刊ダイヤモンド」という、ある程度の信用性のある会社の「生前贈与がダメになる前に駆け込みチャンスはあと2回だけ」という新聞広告を見てビックリしたからです。
 近年相続税の改正があり100人中8人が申告の必要と、倍増しました。
 そのような中、相続税対策を狙った記事ですが、執筆しているのは確かに税理士です。
 しかし私にとっては寝耳に水なので、いろいろと調べてみたが、贈与税の「令和3年税制改正の概要」をみても「暦年贈与(年100万円の贈与は非課税等)」の廃止の項目は見い出せません。
 確かに令和2年度11月の税制調査会で議論された事はありますが、あくまで議論に過ぎません。
 不確かな情報をネタに、何らかの目的を商業主義と私には思えます。
 つい最近この記事を見た飛び込みの客がありましたが、贈与する財産の贈与税の多額さと、改正の現実性を話したら「贈与は様子を見ます」と言って帰りました。
 誤って情報に乗って損失を受けても、取り戻すのは不可能です。
 年末にあたり充分注意してください!

 「冬来たりなば春遠からじ」
 来年こそは良い年でありますよう!


 東北楽天もがんばれ!

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