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ブログ-信さんのつぶやき-BLOG

2016年~2018年



2018年12月

枯葉が音をたてて舞い上がっています。立冬です。

 11月13日号の「エコノミスト」誌に、『緊急リポート、銀行は「負ののれん」27兆円を使え』というショッキングな見出しが載りました。
 銀行を買収すれば利益が計上できるという珍現象が、地方銀行の再編で発生しています。
 聞き慣れない「負ののれん」とは、時価総額が純資産(自己資本)を超えている上場銀行は86行中9行のみでそれ以外の銀行は時価で買収すれば会計上、「負ののれん」が発生し、利益計上できるというわけです。
 会計に詳しくないと中々理解するのが難しいと思いますが、私は通常の営業権と合併差益であると理解しました。
 東北の銀行はほとんど「負ののれん」を抱えているが、七十七銀行は2,924億円の「負ののれん」を抱えており、虎視眈々と「負ののれん」を大きく抱えている地銀を狙っているのでしょう。広島カープも負けてボーっとしている頭には、なかなかよい頭の体操になりそうだ。


2018年11月

今年は台風が次々とやってきて登山計画もことごとく打ち破られ、欲求不満の状況です。

 再び野球の話題です。セリーグは9月26日、広島が3年連続9度目の優勝を決めた。 セリーグでは過去に巨人しか達成していない3連覇を果たした。何が弱小チームと言われた広島をこのようにさせたのか。
 広島緒方監督は何度となく「底力」という言葉を口にした。「底力」はどこから出てくるのだろう。
 
私はこう思う。底力の第一は「リーダーの力」だ。
 緒方監督の采配力(選手起用、管理等すべての面)だと思う。それと市民球団として設立された貧乏球団は限られた予算の中で自前で育ててきた、つましく生きる「歴史」が第2だ。
 楽天イーグルスは広島と「歴史」は大分違うが大きな共通する点が一つある。
 今回、監督代行から正式に監督になった平石氏と緒方氏は非常に似ていると私には思える。
 どちらもドラフト7位で入団し、大した成果もあげる事無く終わった現役時代、野球に対する緻密は情熱、選手への厳しさと気遣い、フロントに負けない独自の野球哲学。渋い中年のいい男。
 これらの共通点を持つ平石監督を5年も使い続ければきっとよい結果は待っている。来期に期待しよう。

2018年10月

前月の事だが、私達を喜ばせる出来事がふたつあった。
 ひとつは8月22日の日経新聞の「『カナノウ』沸いた!泣いた!!」の見出し通りの第100回記念夏の高校野球で秋田の県立高校、金足農業の快進撃だ。

 21日の決勝戦は大阪桐蔭に敗れたものの、プロ化している高校野球で、秋田に育った農業高校生が、第一次産業の衰退一途の日本に「農業を志す地方の若者でも決勝まで行けた」という自信と期待を持たせる一大喜ばしい出来事と思う。
 熱しやすく冷めやすい日本人の性格からか寄付金が2億円も学校に入って、嬉しい悲鳴をあげているようだが、この快挙を一時の出来事とはせず、プロ野球の予備校化している高校野球のあり方(全国に及ぶスカウト合戦)、そして衰退一途の第一次産業を支えるべき実業高校のあり方、支援の仕方、高校球児の健康上の問題(特に投手の疲労の点など)等をこの快挙を好機として、じっくり考える時だと思う。

 もうひとつは次回に。

2018年9月

猛烈な暑さが日本全土を被い、埼玉県熊谷市は41.1度を観測した。
 現状の温暖化ガスの排出ペースが続くと2014年頃には産業革命当時(1880年頃)より1.5度上昇するとIPCC(地球温暖化について、国連が組織した世界中の研究者の報告書をまとめたもの)は予測しました。
 気温上昇に伴い雨量が増え、豪雨による洪水災害が世界中に起きています。また温暖化により海面上昇、生物を媒介した感染症の拡大、そして動植物は絶滅の危機に面しています。
 このような現状のなか中国、インドなどの経済発展によってCO2などの温暖化ガスの大量排出が続いており、2050年までに実質ゼロにする目標はハードルが高すぎます。
 そしてアメリカンファーストです。まさに地球規模での危機に面しています。
 人類は「歴史から学べ」と言われますが過去の実績は必ずしも、人類はあまり知恵ある動物とも思えません。
そして自分ファースト。自国ファーストは利害関係の直接ある人には分かりやすく訴えやすいですが、地球規模で考えなければ結局は自分の、自国の首を絞めるのは自明の理です。
 まさに今、人類は存続の瀬戸際に居ると言えるでしょう。


2018年8月

うだるような暑さが続いたと思ったら、肌寒く梅雨空が続く此の頃です
6月号のこのブログに楽天イーグルスの不振に怒り狂った文を載せ、大人げなかったと反省していましたが梨田監督の辞任で、チームの様子が一変しました。
 広島の「タナキクマル」になぞり、タナモギアイランド(田中、茂木、島内)の1,2,3番が平石監督代行の初戦より固定し、現在に至っている。
 4番今江、5番銀次以下もほぼ固定して…、チーム打率は2割9分以上に急上昇した。
 猫の目のように毎日変わる打線では選手の気合もいまいちだっただろう。
 一時期、不振でも使い続ける忍耐も必要だし、広島のように外国人に頼らない若い長打者が不可欠だ。
 そして投手、特に松井、美馬の復活が待たれ、川平などの若手が加わると連勝の回数も増えるだろう。

 一昨日、昨日(7月8日)と一点差で負けはしたが、なかなか勝負強くなりつつある。
 まだ今シーズンの半分、試合数は残っている。
 何が起きるか分からない 期待感もある。そして私もいそいそと球場に足を運ぶことになる。
 あきらめるなイーグルス!


2018年7月

仙台も梅雨入りし、庭の夏椿が雨に映えています。

 ダイヤモンド誌の今週号によると、経済産業省が4月にまとめた報告書「キャッシュレス・ビジョン」によると日本も2025年にはキャッシュレス経済比率40%という野心的な目標を掲げています。
 報告書によると2015年のキャッシュレス経済比率は韓国が90%で第1位、第2位はは中国の60%、米国が45%で日本は18.4%、ドイツが14.9%という比率だ。
 中国の上海の乞食がスマホをかかげてお金をねだっているという話を聞いた事があるが、笑い話ではなさそうだ。
 しかし堅実な国ドイツが14.9%という数字は考えさせられる。
 仕組みはQRコード決済で、銀行の口座を持つ利用者がスマートフォンの専用アプリに入金し、店頭のQRカードをアプリで読み取る仕組みだそうだ。誰がメリットがあるのだろうか。
 銀行のコスト削減、支払いデータを利用する新サービス、また税金の徴収にも利用されそうだ。
 私など古い人間は中々なじめそうもない。




2018年6月


 ゴールデンウィークも終わり、5月は季語で「山笑う」季節ですが、我東北楽天イーグルスは今のところ断トツの最下位を突進中です。
 何で開幕当時は必優勝祈願の77番の故・星野氏のユニフォームを全員で着たチームがこうなったのか?
 原因は自意識過剰のような気がする。もっとリラックスしてもよいのに皆不思議なくらい気負いがありすぎたような気がする。
 それが監督自身からも発しており、ちぐはぐな采配になり、選手全員に伝染している。自分を失わないのは岸ぐらいだ。
 こういう時こそ、監督は更迭を恐れず、来季に向け若手を育てるため使い続ける、開き直りが必要だ。東北のファンは優しいとなめるのもいい加減にしてほしいと言いたい。
 今日は、やむにやまない憤まんをぶつけてしまってすみません。
 がんばれ東北楽天イーグルス!


2018年5月


 先頃、中小企業庁が「来る2015年には日本の企業の3社に1社、127万社が廃業危機を迎えるだろう」という衝撃的な事実を発表した。

 「大廃業時代」がやってくる訳だが、その原因は事業承継にあるという。   事業承継が困難であるとは、後継者が不在という企業が半数以上、その他、自社株を後継者に引き継げない現行の税制がある。

これらの解決策として、平成21年度に創設された相続税・贈与税の納税猶予があるがこの制度は、相続時の社員数の80%を5年間下回った場合認めないとか、猶予税額に制限があるとか、使い勝手が悪く、年に170件程度利用されただけであった。
 当事務所もその当時の制度を1件利用した先駆けでした。
 このような税制ではとうてい「大廃業時代」に対応できないという中小企業庁他の団体の悲鳴の要請で今般改正された。
 この平成30年度の改正は旧税制の使い勝手の悪さを改善し、後継者に対する贈与税・相続税の全額を猶予、雇用要件も実質撤廃という画期的なものになった。そんな時、野鳥を飼うなら誰の迷惑にもならないだろうと、2年程前からエサをあげ始めた。当事務所もその当時の制度を1件利用した先駆けでした。

 株式承継でお困りの社長様は、是非担当者に申し出て下さい。
 すみやかに対応する所存です。



2018年4月


 決算説明時に、「通信簿」と言われている「決算診断書」をお渡ししますが、その第1ページに「企業は環境適応業」であるとあります。
 過重労働で自殺した社員が出て、ブラック企業として紙面を賑わした電通の連綿と続いていた社訓「鬼十則」について耳にする機会がありました。

 43歳の若さで1951年に社長になった吉田秀雄氏が電通創業51周年を機に社員に「仕事のためには全てを食い殺せ、広告のためには何ものも犠牲となし、踏み台にせよということである」という檄をとばし発表したものです。
 「鬼十則」を要約すると下記のようなものです。
   ①仕事は自ら「創る」ものである
   ②仕事は先手先手と「働きかけ」よ
   ③「大きな仕事に取り組め」
   ④「難しい」仕事を狙え
   ⑤取り組んだら殺されても「放すな」
   ⑥周囲を「引きずり回せ」  
   ⑦長期の「計画」を持て  
   ⑧「自信」を持て  
   ⑨頭は「全回転」させよ  
   ⑩「摩擦を恐れるな」  以上です。

 鬼のような社長でしたが、叱りすぎた社員には倉庫一杯に用意していた背広、靴、ゴルフ用品他で社員をなぐさめたそうですが、物で人の心をつかめると考えるほど甘い男とは思えないので、「仏」の一面もあったのかなと思います。
 環境適応業と言われる企業が移りゆく経済社会の中で適応することを忘れた失敗例と言えるでしょう


2018年3月


 立春を過ぎたとは言え、酷寒の寒さだ。この寒さの中で「いよいよ銀行冬の時代が到来」という、ある経済誌の特集が出た。

 10年後を見込んでみずほフィナンシャルグループは2万人弱、三菱UFJフィナンシャルは9,500人、三井住友フィナンシャルは4,000人社員を削減すると発表した。
 それは各メガバンクがかかえるシステム統合の遅れによる、高コスト体質の改善のためという事だが、不要な人員の削減という事に尽きる。
 そして金融庁が平成29年事業年度(27年7月~28年6月)の「金融行政方針」を公表したが、地域金融機関の関係者が特に注目しているのが、「深刻な課題を抱えている地域金融機関に対する検査」で、どこに入検にするかという噂が飛び交っている。入検先が分かると取り付け騒ぎに発展しかねない。
 オックスフォード大学が「10年から20年後約40%の人の仕事がなくなる!?」という大胆な予測を発表したが、その一番に「銀行の融資担当者」が入り中ほど「簿記、会計の事務員」が入っていた。
 私が税理士を受験した頃は3万人弱であった税理士は今は7万千人程になっているがまだ存続している。
 ITにとってかえられない判断を伴う仕事は決してなくなりはしないと私は思っている。


2018年2月


 節目の良い平成30年も天皇の退位により残すところ1年4か月となった。
 平成のあと1年余りはどういう時間になるのだろう。

 1月5日の日経新聞で、ある経済学者が平成元年から平成29年までは「不愉快な時代」だったと言っている。
 その訳は自然災害、テロリズム、社会不安の3点セットだった。
 それが平成30年に入ると「不気味な時代」に移行するだろうと預言している。
 それら3点セットがより深く、きびしく、深刻化してゆき「不愉快」ならば目をそらせば済むものの「不気味」となると、一寸先は闇という、いつ現実化するか分からぬ事態への恐怖心が常にある状況になる。要約すると以上のような論旨かと思う。 
 新年早々、縁起でもない話はやめてくれ、と言われそうだが、我国自体、また世界情勢を見ても、なかなか明るい材料は見えてこない。
 新年早々26年ぶりの株高も特定の人が喜んでいるだけで、浮かれた気分にもなれない。
 我々中小企業に生きる物は一日一日現実から目をそらさず歩むしかないだろう。

 今年こそ楽天イーグルスは優勝して、活を入れてくれ!


2018年1月


 オリンピックの開催まであと1,000日余となったものの、北朝鮮の動向とアメリ カの対応はかなり物騒なものがあり、テロや人殺しは激しくなり、なかなか住みづらい地球ではあります。
 その中で我々中小企業の経営者そして、社員は今年も粛々と2017年を全うしようとしています。
 我々中小企業に生きる物は一日一日現実から目をそらさず歩むしかないだろう。

 このような政治、経済、環境の中で正道を歩むことは困難な事ですが、曲がりくねった道やデコボコ道でも何とかへこたれず歩み続ける事は山登りに似ています。
 何でこんな事をやっているのか、やめたい、楽になりたい、と思い乍らも一歩一歩、歩き続けるなら必ず何とか頂上にたどり着くという事実があります。
 人間という、神が想像したか猿が進化したか判らない動物は、自由意志が与えられている為、あらゆる選択肢があります。
 その自由意志を誤用、悪用せず、何とか適用して頂上にたどり着くしかないのが人間です。
 その自由意志を自分のためだけでなく他の人の為に使えるのも人間です。

 今年は御苦労様でした。
 寒い毎日ですが「冬来りなば春遠らじ」です。




2017年12月


 枯葉舞い散り、カレンダーもあと1枚となりました。

 広島カープと楽天イーグルスの日本シリーズも夢に終わり、ソフトバンクの壁の厚さと資金の厚さを感じた一年でした。

 仕事の方は、顧問先企業に対する税務調査も秋がかき入れ時で、5件の事前通知があり4件は終了し、あと1件は来週、特官グループの5日間の調査立会があります。
 これで終わりかと思いますがまだ安心できないところです。  それから実地調査後の税務当局と意見が食い違う時のやりとり、調整に時間を要します。

 そんな事をやっているうちに約15年ぶりにギックリ腰になりました。
 原因は上記の立会や老々介護のため2ヶ月ほど、座る生活を余儀なくされたからかなと思ったりしていますが、久しぶりに腰痛持ちのつらさを思い知らされました。  いかに忙しくても1日5,000歩は歩かねばと反省しきり。

 2017年も残すところ約1ヶ月。ギックリ腰を治し、より質の良い仕事を目指し、粛々と過ごしたいと思っています。



2017年11月


 9月2日から6日迄、3日間休暇をとり北アルプスの表銀座の網走に行ってきました。
燕岳、大天井岳、常念岳の3山です。
 仙台からの北アルプス行きの交通手段はなかなか大変で、4回乗り換えでした。

 最後の日を除きすばらしい好天に恵まれ、二日間ご来光を拝む事ができました。 82才のお爺さん、お婆さんに会う事ができ、私もかくありたものだと思いました。
 槍ヶ岳を右手に見ながらの縦走でしたが、らい鳥も見る事ができ、今までの登山経験でも最高と言える山行でした。
 私も今後とも健康に注意し山行に仕事に、励みたいと思いました。
 本日は山行の報告のみとなりました。

 楽天イーグルスは今どん底ですが今までが出来すぎです。。

 2位になれば充分です。CSに期待しています。


2017年10月

税務ミニガイド


 国税庁によると、平成28年度の査察の処理件数は93件で、そのうち告発件数は132件、告発率は68.4%となっています。
 また、査察事件のうち1審判決が言い渡された件数は100件で、そのすべてが有罪判決、そのうち14人が実刑判決となっています。


2017年9月


 仙台も8月に入りようやく梅雨明け宣言となった。
 梅雨は明けたが前月、好調の原因を書いた楽天イーグルスは、故障者続出で梅雨入り状態だ。
 選手層は厚くないので、歯車が狂うと一挙に落ち込み西武に抜かれる心配も出てきた。
 一方セリーグは広島カープの独走状態だ。
 広島カープの「チームを愛する文化のようなもの」の根は、熱烈なファンの存在だ。
 1945年8月6日、原爆投下により広島は焦土と化したが、広島カープの前身である「広島野球倶楽部」が設立されたのは原爆投下の5年後であった。
 地元の野球好きのリーダーは人々のすさんだ心を癒すため設立資金を集めようと株を発行し、広島市民に購入してもらい1万人の株主を集めた。
 なけなしのお金を出したから、観客の声援もヤジも激しかったが、それでも負けず広島復興の象徴となった。
 広島の人々は今でも「市民球団」の看板を下ろしていない。「俺たちの球団」という独自の野球文化を作り上げ、その文化が選手達にも染み通っていて、歴史の重みがある。
 しばらくは常勝球団として、球場を赤く染めるだろう。
 広島カープと楽天イーグルスの日本シリーズを夢見ているのですが・・・。



2017年8月


 今年の7月の仙台は災害をもたらした九州と異なり、このところ猛暑続きの梅雨晴れの好天気続きです。

 そしてコボスタ球場は連日満員御礼を続けています。楽天球団はいろいろなイベントを繰り出し、なかなかの商売上手です。

 今日も猛暑なので、野球の話などして寛がせてください。
 先月、楽天―広島の交流戦を観戦しましたが、超満員の中で、汗を流しつつビール樽を背負って売りまくる女の子達が健気に見えました。
 好調の楽天の原因を私見ですが、下記のとおりです。
   ①チームワークに目覚める。
     ハクション大魔王ウィラーが外国人だけでなくチームをよいムードに
     しチームプレーを目覚めさせてくれている。
   ②新入団投手、野手の活躍。
     なんといっても岸の安定感。2年目の茂木の存在感、そして2番ペゲ
     ーロ。
   ③中継選手陣の好調。
     他球団をクビになりテストで入った福山、久保その他新人の活躍。
     特に福山サブチャンは尊敬に価する男だ。
   ④監督の性格。
     梨田監督は怒りを顔に出さず選手が委縮しない。
 以上のたまたまの要件が重なり好調を維持しているが、広島カープのように育成した若者が次から次に出る土壌によるチームを愛する文化のようなもの、またソフトバンクのような金の力をバックとした厚い選手層、のようなチームと違うので、常勝軍団には残念ながらなれないが、今年は優勝だ!


2017年7月


 梅雨入り前の気候は、寒暖の差が大きく、体調を崩しやすいが、庭のツツジは満開だ。

 平成29年5月31日河北新聞の「ズーム」というページ一面に「政治利用される五輪」というテーマで大きく「2020年東京五輪」についての記事が掲載された。 大手メディアは五輪のスポンサーシップ契約があり批判しづらい中、一地方紙が堂々と一面をさき、ナチス政権がベルリン五輪(1936年)を「国威発揚」に利用した事と、安倍政権が東京五輪を日本の「生まれ変わり」の機会とし、改憲はじめ、共謀罪法案、原発事故の決着などと結び付けていて相似点が多いという内容だ。 ベルリン五輪での苦い経験からIOCは五輪の政治利用を禁じてきた。
 1964年の東京五輪は、いまも高度成長神話の象徴だが、日本の現状は当時とは全く異なる。
 安倍政権の前のめりの強引すぎる手法には、嫌悪感すら感じる。

 一方東北楽天イーグルスは日本のプロ球団のなかで、政治に利用されず堂々と首位を独走している。
 人々は純粋にひたすらプレーする選手が好きなのだ。それがプロであってもアマであっても同様だ。スポーツが政治に利用されてたまるか。
 がんばれイーグルス!


2017年6月


 桜は散ったが、今春を待っていた花々がその美しさと可愛さを競っている。

 日経新聞の「くらし」の欄の中で、「磯野波平」社会がやってくる-という記事にギョッとした。国がまとめた推計人口によると40年後の2057年に日本の平均年齢は53際に達し、そのまま高止まるそうだ。国民的アニメ・サザエさんの父親、磯野波平さんが54歳、日本は遠くない未来に波平さんが国民の標準像となる国になる。
 地域や職場も老いていく。職場においても新規採用をして活性化してゆかないと会社は衰退の一途をたどる。
 新規採用と同時に、60歳の定年に達した社員も年収は下がるが、その人のやる気と能力次第で昇給昇格もあるといった、老いに合わせた職場の対応も急務だろう。
 世界情勢や社会情勢のきびしさに反して、東北楽天イーグルスの躍進には目を見はるものがある。
 このままぶっちぎりで突っ走って欲しいと願うのはファンの共通の心理だ。
 がんばれイーグルス!


2017年5月


 桜前線は例年のように北上し4月中旬が満開だそうだ。
 そういう自然の麗らかさに反して、アメリカのシリア爆撃、北朝鮮、ロシア、中国の動向にからむ世界情勢は近頃、特にきな臭い。「人間の歴史は戦争の歴史だ」と言ってしまえばおしまいだが・・・。

 米航空宇宙局(NASA)は今年2月、地球と同じくらいの大きさの太陽系外惑星を一度に7つも見つけたと発表した。そのうち3つは地球と同じように海が存在する可能性があるという。
 地球は特別な惑星ではなく、ありふれた存在である可能性も高まっている。
 こんな小さな美しい星のなかで、たえず戦火により毎日多数の人間が殺戮されている。むなしすぎる・・・。
 世界の動向は如何ともしがたいが今年の楽天イーグルスの動向はまだ始まったばかりだが目を見はるものがある。
 特に岸投手が仙台に帰って来たのは大きい。
 現在は首位を走っているが、外国人、特にペゲーロの活躍はすごい。
 今年は優勝も夢ではないと思わせるスタートダッシュだ。
 せめて楽天イーグルスでも観戦して憂さを晴らしたい。


2017年4月


 今年の確定申告は無事終了しましたが、マイナンバーに振り廻されました。
 マイナンバーが今後どのように機能、運用されてゆくのか大きな不安を感じるのは私だけではないでしょう。

 確定申告中にクライアントの経理担当取締役がお亡くなりになりました。
 彼女とは30年以上の、仕事上のおつきあいでしたがガン告知から約半年の死でした。
 突然の死の知らせで私の都合で葬式にも出れなかった。心から「御苦労様でした」と申し上げます。
 独身の彼女の人生はその企業に捧げた一生でした。
 仕事を通して、そして社長夫婦と旅行したり、山に登ったりした思い出は限りありません。
 昨年末は34歳の事業承継者の死と直面したり、思いがけない若い死に対しとまどう此の頃です。
 宗教を持たず、いや持てず、哲学も持たない私などはとうてい死とは渡り合えません。
 ある無名の人の俳句ですが、「逝くときは箸を置くように山の花」という句が忘れられません。

 今年の東北楽天はどうでしょう。もうすぐ始まります。そして山の花々も出番をまっています。


2017年3月


 年も明け、2月に入るといよいよ税の季節に入る。
 我事務所にも早い人は確定申告の資料を持って訪れる。
 その人達の相談事で最近多いのは、後見人制度の質問と、養子縁組の相談だ。
 今回は、養子縁組の件をとりあげたい。

 相続税額は遺族全体から一定額を差し引いて算出されるが、この控除額は改正後3,000万円に相続人1人につき600万円を加算した額である。
 実子がいる場合は養子は1人まで、実子がいなければ2人まで相続人に含められる。
 「相続税対策で孫と結んだ養子縁組が有効かどうか」が争われた訴訟の上告審判決で最高裁は1月31日、「節税目的の養子縁組でも直ちに無効とは言えない」との所判断を示した。
 有効性が争われたのは2013年に82歳で亡くなった福島県の男性と孫との養子縁組。
 今回の訴訟では男性に縁組の意思があったかどうかが争点となった。
 一審の東京家裁は男性本人が縁組届を作成したとして有効。二審東京高裁は「税理士が勧めた相続対策にすぎない」として無効。
 そして最高裁は「節税の動機と縁組の意思は併存し得る」として節税の養子縁組を認める判決。相続税対策として縁組が広がりつつある現状を追認した形だ。
 問題は「目先だけの税対策ではなく、真に相続人の事を思いに入れているか」だ。


2017年2月


 キリスト生誕2017年目を迎え、平成は29年、今年の干支は酉です。
 昨年も色々ありましたが、今年はどんな年になるのでしょう。
 アメリカ大統領にトランプ氏が就任する事でも象徴されるように予測不能な不安定な年になることは確かでしょう。中小企業の先行きにとっても。
 酉年は政治の世界にとって転換期だそうです。
 それぞれの会社にとっても転換期はあるものです。
 実は当社にとっても今年は転換期(ターニングポイント)と、捉えています。昨年中に収入と支出を共に減らし筋肉質な体型としました。

 経営というのは好むと好まざるにかかわらず常に昨日より今日をよくする、すなわち変革を続けていく必要があります。
 そして変革を実行するすると、他人の人生に影響を与える責任があります。
 しかし変革を志さなければ会社は腐ってゆきいずれ自滅します。必要なのは謙虚さであり、それに対するものは驕りです。
 会社も個人も、生きてゆくのは大変だなあと思います。
 新年に当たり先ず自戒したいと思います。

 東北楽天も今年は岸投手を迎え大きな転換点となる期待がもてます。


2017年1月


 2016年も押し迫ってきた。
 年末の忙しい中、いわゆる「晴天の霹靂」と言える出来事があった。
 5年前にクライアントの社長のご長男の結婚式で祝言を述べた34歳の将来を嘱望された2児の父の突然死であった。
 思いがけない出来事というのは、しばしばあるものだが若すぎる突然の死はやりきれない。
 私の義兄も同じ年頃に2児を残し突然死したが、性格温厚、人の頼みは断れない、といった好人物であった。一流商社員で日本の急成長時代で、ようやくとれた休日も家庭サービスに努めた。
 今度の彼もそのような男であったと思う。いつお会いしても笑顔で怒った顔など見たこともなかった。参列した通夜は会場に入りきれない程の人だった。
 たまたま読んでいた五木寛之著「ゆるやかな生き方」という本の中で突然死について述べている。
 「本人にとって思いがけない出来事などというものはない。自分の事は自分が一番よくわかっているのだ。体は必ず何か信号を発しており 、伝えようとしているが気づいていないふりをしているだけだ」と述べている。
 しかし80歳過ぎの老人だから言える言葉だろう。


2016年12月


 今年も、カレンダーがもう一枚だけとなった。
 青葉通りのけやきも緑が目にしみると思っていたら、もう美しく色づいている。
 来年は年末調整である。

 今年は例年と異なるのは、マイナンバー制度の導入により源泉徴収票にマイナンバー(個人番号)を記載する必要がある。
 日経新聞の先月10月12日に、「マイナンバー頭打ち」という記事が載っていて、マイナンバーの法施行から一年たった現状を書いているが、カード発行を巡るシステムのトラブルで「情報管理が心配、急いで申請する必要も感じない」という声が消えず、現在でも20%に満たないそうだ。
 2017年7月に国と自治体がマイナンバーを使う情報のやりとりが本格的に始まる。再び運用についてミスが起きる事を総務省も予想しているようだが、再び混乱すれば「その時、制度は存在意義を失う」と結んでいる。
 我々納税者としては、粛々と、最低限の責務をはたさなければならない。

 クライアントの皆様、どうか当社の事務担当職員よりマイナンバーの通知の依頼があると思いますが、よろしくお願い申し上げます。
 当社もマイナンバーの個人情報管理のためソフトを新たに購入し、対応する準備は出来ております。
 よろしくお願い致します。


2016年11月


 朝夕はめっきり肌寒くなった。山はもうすぐ冠雪するだろう。

 今年の話題は何と言っても、プロ野球では26年ぶりの広島カープの優勝だろう。
 先日「重松清」著「赤ヘル1975」を読み終えた。
 広島カープが最下位常連のお荷物球団だった広島を舞台に、広島の中学生2人と東京から転校してきた1人の3人の中学生の友情を横軸に、その友人の一人は父を原爆で失っているという広島独特の社会情勢を背景にして、横軸は初の優勝に向かって走ってゆき、ついに25年目にして、1975年に優勝するという小説だった。
 監督、古場、ピッチャー、外木場、池谷、他バッター山本浩二、水谷他、日本人選手で最年長は大下野手の31才だった。
 その後ちょっとの間広島の黄金時代が続いたがそれ以来の優勝だ。
 優勝原因は1975年と同じ若さだが、新井、黒田の生え抜きのベテランの存在感があった。そして田中菊丸と称された田中、菊池、丸の1・2・3番の機動力と鈴木誠也の成長があった。

 楽天の来期は広島にならい、補強と共に、若い力の粘り強い育成が肝要だ。
 実は私は、交流戦ではカープの帽子をかぶってゆく、60年以上の古いファンなのです。


2016年10月


 秋風がさわやかで、空が高くなったように感じます。

 日経新聞のあるコラムに掲載された経営コンサルタントの言葉が近頃忘れられません。それは「普通の人が、普通にやれば良くなる会社にする。それが社長の仕事かもね」という言葉です。
 それはかなり含蓄のある言葉だと思います。
 というのは、社員は特に能力がある人、才能のある人、ではなく平凡な普通の人であるという事、そして、休日出勤を続けたり、寝ないで働いたりするのではなく、普通の勤務時間に、淡々と働き続ける。但し、忙しい時は普通の残業はする。そして会社は良い決算を継続する。
 そのような組織を作るのが社長の仕事だと言っている。
 可能な事だろうか?私はこう思う。社長次第で可能だろう。
 採用時に普通の人を採用する。そして普通の人を約2割増、程の力をつける教育をする。
 そのような普通の人が居る会社は安定経営に入れる。環境の変化等に対応するのは社長の仕事だ。

 セリーグは広島の嬉しい断トツ、パリーグは8月勝率1位の楽天はCSを狙ってがんばれ。

2016年9月


 今年の夏休みは「山の日」の休日が入り、意外と長期休暇となりました。

 先月号のこのコラムを何かと都合つかず、初めて休みました。続けてきた事を休むという事は後味の悪いものです。

 今回も前回に引き続き私の趣味の話をします。
 人生最後の趣味の入門になると思いますが、「60の手習い」という言葉はありますが、「70過ぎの手習い」というのは聞いた事がないと思います。
 今年4月中旬より始めたのが色エンピツ画です。
 私は子供の頃から全く絵心というものがなく、馬を画けば豚になる、駄目な子供でした。
 ところが仕事帰りの電力ビルホールの展示会に何気なく入った展示画に心を奪われました。それが色エンピツ画と知りビックリ、その場で会員の申込をしました。
 第1作がコップ、第2作バナナ、第3作リンゴ、そして第4作が「残雪の栗駒岳」です。
 月3回金曜の午後仕事を抜け出している成果を見せるため、第4作を恥ずかしながら、応接間の入口に展示しました。御笑覧ください。
 そして第5作「北アルプスの秋」に挑戦中です。


2016年8月


税務ミニガイド

 平成28年度税制改正で、中小企業者等の少額減価償却資産(取得価格 30万円未満)の取得価額の損金算入の特例制度について、対象を中小企業者等のうち、事務負担に配慮する必要があるもの(常時使用する従業員の数が千人以下の法人)に限定した上、適用期間が平成30年3月31日まで延長されました。



2016年7月


 今年の春は、夏のような陽気で、体調が狂いそうです。
 今年の東北楽天イーグルスは予想外の不調で、私の予想は全くはずれでしたが、若い選手を思い切り使い順位は関係なしと開き直るしかありません。
 そういう訳で今回は私の趣味の話などしたいと思います。

 先ず第1の趣味は登山です。
 今から15年前ぐらいにトレッキングクラブ「雲の峰」をたちあげて、毎月登ってきましたので東北百名山は90%以上、日本百名山は50%以上ぐらいは登っているでしょう。
 6月10日~11日は安達太良山縦走を計画していますので、このコラムが出る頃は別の山へ登っているでしょう。
 6月26日は焼石岳(岩手県)でクライアントで山が好きな社長さん達3名も参加予定です。
 しかし我々山仲間も加齢のせいで、飯豊山をものともしなかった連中も泉ヶ岳でゼイゼイ言っている有様で衰退の一途です。しかし月1回の例会と月2回の山行は少人数になりながらも続けています。

 どうか老若、国籍、体力は問いませんので、当会に入会され山の素晴らしさを知って頂きたいと思いますので、気軽にご連絡ください。


2016年6月


 ゴールデンウィークもあっという間に終わり、3月決算にひたすら向かっている毎日です。

 平成8年4月27日の河北新報にチェルノブイリ30年、「原発、安全か経済か」という見出しの記事がのった。
 現在、日本は現存する43基のうち2基が稼働中。安倍政権は原発輸出を成長戦略の要と位置付け再稼働を推進。
 米国は99基が稼働中、中国33基(22基建設中)、ロシア35基(8基建設中)、フランス58基、その他インド、韓国、ウクライナが稼働中。世界では計230基が稼働中という実態だ。
 一方、停・廃止を決定しているのは福島の事故を教訓としたドイツが8基全部を停止、イタリア4基廃止、スイス5基停止という事だ。
 30年経てもまだ解決のメドがたたないチェルノブイリを見ても、先ず安全が最優先と思う。
 世界の風力発電の能力が2015年末に前年比17%増の4億3,242万キロに達し、初めて原子力の発電能力を上回った事が4月20日に報道された。
 2015年に新設された風力発電は6,301万キロワットと過去最大で、原発60基分に相当するそうだが、日本は20位前後で出遅れている。
 太陽光とともに脱原発を目指すべきではないだろうか。


2016年5月


 仙台の桜は今、満開です。昨夜の豪雨にもめげず咲き誇っています。

 今年の楽天イーグルスは中々好調です。
 特に昨年と変わりばえはしてませんが、エース則本が絶好調、辛島、美馬、塩見のおなじみの顔ぶれに釜田が復活しました。もう一人出てくると言う事がありません。
 しかし救援陣がイケません。特に青山、出て来るといつもハラハラです。顔の甘い人間は要注意です。
 その中で絵ピカイチは福山です。クビになって楽天に拾われた男です。顔は甘くありません。そして松井の抑えは万全です。
 一方打つ方は、茂木が目を引きます。玄人好みの選手です。オコエはまだまだです。
 岡島が復活し、8番藤田、9番嶋で打線がつながりました。一発屋のゴームズはあまり期待できません。粘り強いつながりのある打線が好調の原因です。
 梨田監督はよい狸親父です。失敗しても怒りません。(実際は怒り狂っていますが)
 だから選手は委縮していません。
 経営者はすべて狸親父ですが、よい狸でありたいものです。
 今年の楽天にはワクワクしています。


2016年4月


> 毎年、つぶやく言葉ですが「暑さ寒さも彼岸まで」で世の中が大分明るくなった様に感じます。
 さて今年3月11日をもって大震災から5年が過ぎました。
 日経新聞の「私の履歴書」に現在執筆中のアイリスオーヤマ社長の大山健太郎氏が仙台経済同友会の代表幹事で復興庁の復興推進委員になり、国といろいろとやり取りする中での憤を語っていた。
 『結論を正直に言うと、国を相手にものを言う事にはむなしさが残った。政府は「元通りにすることしか予算は使えない」といい、「復興」なく「復旧」であり、「復興庁が本来の役割を果たしていない」と提言書に記ざるを得なかった』。
 被災地での土木工事による復興景気と裏腹に、未だ、ウサギ小屋のような仮設住宅に住まざるを得ない人々が2万人以上いる。
 国の視点とは別の視点を持ったとき復興は格段に推進するはずだが、別の視点とは震災で本当に困っている民の視点であり、その視点に基づいた長期的展望である。

 楽天イーグルスの開幕はもうすぐ、4月1日の西武戦の券を手に入れました。がんばれイーグルス!


2016年3月


 立春が過ぎたとは言え、暖冬がうって変わってきびしい寒さが続く。しかし、春遠からじだ。

 松下幸之助氏の著書「学ぶ心」という本にこのような記述がある。
 『「学ぶ心」さえあれば、万物すべてこれわが師である。
  語らぬ石、流れる雲、つまりはこの広い宇宙、この人間の歴史、どんなに小
  さいことでも、どんなに古いことでも、宇宙の摂理、自然の理法がひそかに
  脈づいているのである。
  そしてまた、人間の尊い知恵と体験がにじんでいるのである。
  これらの全てに学びたい』

 「学ぶ心」には、謙虚さが不可欠と思います。
 新しい年を迎え、松下氏のように、幼子のように、ひたすら謙虚に学ぶ心を持ち続けたいと思います。
 そうする時に何か見えて来るものがあるでしょう。

 2年連続で最下位に甘んじた東北楽天イーグルスも「学ぶ心」を持って大躍進を期待したいところです。


2016年2月


 今年の正月は雪もなく、風もなく穏やかであった。
 出無精の私だが、所用があり藤崎デパートへ行った。
 入口の受付の所で人だかりがしているので覗いて見たら、美人ロボットが受付をしていた。
 元旦の河北新報に「人工知能で世界が変わる」という記事がのった事を思い出して調べてみた。
 英オックスフォード大のチームの論文では、今後10年~20年の間に現在の職業のうち半分以上が消える可能性が高い、というものだった。
 消える職業の代表は運転手、レジ係、銀行の窓口係・・・。残る職業は医者(科による)、幼年時の先生、聖職者、看護師・・・。

 それでは我々の職業、会計事務所はどうかと考えてみる。
 私が税理士を志した40年前頃はOA化が進み衰退する職業と予想されていたが現存し、税理士も約4万人増えている。

 記帳業務に頼っている事務所の存続は危ういが、記帳前の判断業務は残るので、おそらく存続するだろう。
 ただし、たえず変化するニーズに対応できない事務所は衰え、節税中心の税務プロと経営支援型の大型事務所が残るだろうと私は思う。

 また中小企業の経営者にとっては「経営者とは環境適応業である」という事実を実感する時代となるでしょう。


2016年1月


 2015年も残すところあと少し。トイレに毎年かけている1年分の1枚カレンダーを見ていると愕然とする。こうやってあっという間に1年は過ぎてゆく。そして、いましめる「一日、一日、大切に生きねば」と。

 今年の3月の新聞に「長女誕生いいね!」という外国人夫婦の写真入りの小さな記事が出ていた。
 その夫婦の夫は米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高責任者(CEO)(31才)で、妻が長女を出産したのを機に、慈善事業に充てるため、保有するフェイスブックの株の99%時価、日本円で約5兆5300億円を寄付するというものだった。その桁外れの額とIT産業の稼ぎのすごさと、夫婦の気っ風のよさにたまげました。
 その記事を読んでいくとその寄付金を新たに立ち上げた基金を通して、教育、疾病対策、そしてネット人口の拡大などの慈善事業活動を行うというものでした。
 職業柄、この取引に課税関係は生じないかと一瞬考えましたが、ネット人口の拡大が慈善事業か疑問ですが課税は生じないでしょう。そして相続税対策には有効でしょう。アレ・・・、アメリカに出口課税(相続税)はあったかな?

 来年も元気でいきましょう。
 楽天イーグルスにも期待していますよ。


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